草原とボタン少年たちを主人公にした珠玉の映画をご紹介します。緑の島アイルランドが舞台の映画です。 (英・仏・日 96 監督ジョン・ロバーツ) 原作はフランスのルイ・ペルゴーの『ボタン戦争』…魅力的な題材で何度となく映画化されたらしく、傑作『わんぱく戦争』で有名。 この映画は、舞台をアイルランドに移し、少年・少女たちの世界を描いています。 町と漁村の対立を、少年たちは双方のガキ大将を中心にしたボタン戦争で決着をつけようとする。 ボタンを取り合うという、この真剣な擬似戦争のアイデアが秀逸だから、繰り返し映画化されているのでしょうね。 ゲール語の授業や、古代ケルト戦士になったつもりの戦闘、アイリッシュダンスなど、アイルランド文化も楽しめる、本当に美しい映画です。 『わんぱく戦争』より設定が少し大きいんじゃないかな。いいですよ~、ガキ大将の少年たち。 プロデューサーは、『ちいさな恋のメロディ』のデイビッド・パットナムなんだって。 これが長編デビューのジョン・ロバーツが、瑞々しく描いています。 (2作目がしゃべる不思議なオウムの『ポーリー』で、まだ観ていないけど、とてもよく出来た映画らしいです) |